聞き手 新しい医院には住宅型有料老人ホーム「ツーハーツIV」が入っているそうですが。
院長 新しい医院内に住宅型有料老人ホーム「ツーハーツIV」を併設しました。年齢を重ねるとどうしても運動能力が落ちる、持病があるなど医療面でのケアが必要になりますので、こうした形に行き着きました。
緊急の場合に限らず黒田整形外科医院の整形外科医と内科医がすぐに対応します。これは一例ですが、脱臼がクセになっておられる高齢者の方が結構おられて、しょっちゅう脱臼してしまうけれど介護士では対応できません。そうした「日常的」なトラブルの対応も素早くできます。特に要介護度の高い方には医療面でのサポートが欠かせませんので、こういう形態になりました。
もちろん、医院とのスペースは完全に分けて設計してありますので、入居者様、患者様ともに特に接点はないようになっています。
聞き手 それ以外ではどのような特徴がありますか。
院長 1階に診察室の他、MRI、CT、レントゲン、骨密度測定器などの検査機器を集約してスムーズに検査が行えます。
待合室と廊下を広く設計して行き来しやすくなりました。受付カウンターも広くしたので使いやすくなったと思います。
前の医院ではリハビリの送迎で混雑していた入り口付近も、送迎車の車寄せを別に設けて混雑を緩和しています。
人気の高い鍼治療のスペースも拡張して、ゆったりとしました。 |
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聞き手 これから目指す医療についてお聞かせください。
院長 各診療科スタッフの専門性を高め、スキルを上げる事を第一に考えています。具体的には勉強会や研修などを積極的に利用して、第一人者を目指してもらいます。そうした研鑽と、日々の仕事の中での経験を合わせてマニュアル化。スタッフごとに技量ややり方にバラつきがなく安定して高度な医療サービスの提供に努めたいと思います。
医院では治療から完治まで、介護では健康に保つことをプライドとして対応できるチームを作らないといけません。
一生を通じて活動的な生活を送る助けとなるよう、黒田整形外科医院とツーハーツを構成しています。
※黒田整形外科医院では、国内でも数少ない無菌手術室や全身の骨密度を測る事ができる骨密度計、最新のオープンMRIを導入し、診断の精度や安全性の向上に努めています。また、こうした取組みの他にも、新薬の試験を行う「治験」を行う事業部を開設するなど医療の質の向上のために取組んでいます。>>詳しく
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